あなたの味方になって悩みに耳を傾け、安全な生活を確保する手助けをしてくれるところがあります。
守秘義務があるので、悩みを口外されることはありません。
さらに、加害者が被害者に近寄ったり、連絡を取ったりすることを禁止する「保護命令」の申し立て手続きなど、法的手段を取ることもできます。
SNSやメール、電話で相談
「これってDV?」「今すぐ逃げたいけどどうしたらいいの?」。そんな悩みに専門の相談員が対応します。
「DV相談ナビ」(#8008)に電話をすれば、最寄りの配偶者暴力相談支援センターにつながり、相談にのってもらえます。
「DV相談プラス」では、配偶者等からの暴力について専門の相談員が一緒に考えます。 電話相談(24時間対応)に加え、チャットやメールでもご相談できます。
DV相談プラス>>
警察
命の危険にさらされるなど、緊急の場合は、110番通報するか、最寄りの警察署や交番にかけ込みましょう。
暴行や傷害などの犯罪に当たる場合は、被害申告をしたうえで相手を検挙することもできます。
各都道府県警が設けている「被害相談窓口」に連絡をしたり、「警察相談専用電話」(#9110)で相談をしたりすることもできます。
配偶者からの暴力を防ぐためのサポートを受けたい場合は、最寄りの警察本部か警察署に申し出ることもできます。
- 被害者の保護
- 相談
- 加害者の検挙
- 警察本部長などの援助
警察庁「犯罪被害者等施策」>>
配偶者暴力相談支援センター
配偶者からの暴力防止と、被害者の保護を図るための施設です。
配偶者暴力相談支援センター一覧(全国)>>
- 相談や相談機関の紹介
- カウンセリング
- 一時保護、緊急時の安全の確保
- 自立した生活を送るための制度や保護命令制度の利用に関する情報提供やサポート
※各センターによって支援の内容は異なります。
女性相談支援センター
女性に関するさまざまな相談に応じる機関で、各都道府県に設置されています。あなたの希望と意思を最大限に尊重し、一番良いと思われるサポートを一緒に考えます。
全国の女性相談支援センター一覧>>
- 相談
- 相談機関の紹介
- 同伴家族を含めた安全確保と一時保護
- こころと体のケア
- 自立に向けた情報提供やアドバイス
- 滞在できる施設について情報提供
女性相談支援員
さまざまな悩みや問題を抱えた女性たちの相談に応じ、サポートをする専門の職員です。各都道府県の女性相談支援センターなどで働いています。あなたの意思を尊重しながら、一緒に問題を解決する方法について考えます。
- 相談
- 各種行政手続のサポート
- 転出入手続き
- 各種手当ての受給にかかる手続き
- 公営住宅入居手続き
- こどもの養育についてアドバイス
- 各種福祉サービスのコーディネート など
女性自立支援施設
家庭内トラブルや、配偶者や家族からの暴力、生活の苦しさなど、さまざまな理由で困難な問題を抱えている女性を対象とした、中長期的に滞在できる施設です。利用を決める前に、施設の見学や体験宿泊をすることができる場合もあります。
- 入所による支援・こころと体を回復させるためのサポート
- 自立のための生活サポート
- 同伴した子どもの学習や生活のサポート
- 退所した後の相談やサポート
女性センター/男女共同参画センター
自治体が自主的に設置している、女性のための総合施設です。
名称は「女性センター」「男女共同参画センター」など、さまざまです。
女性が抱える問題について、相談したり、情報提供を受けたりすることができます。配偶者からの暴力を相談するための窓口を設けている施設もあります。
施設によって利用方法が異なるため、まずは電話などで問い合わせてみましょう。
都道府県・市区町村の男女共同参画・女性のための総合的な施設>>
民間シェルター
DV被害者が、緊急一時的に避難できる施設で、民間団体が運営しています。
被害者を守るため、所在地は公開されていませんが、配偶者暴力相談支援センターや警察などを通じて利用することができます。
医療機関
DVでけがをしたり、精神的に苦しい思いをしたりした場合は、病院などを受診し、診断書を書いてもらいましょう。