配偶者（事実婚を含む）やその他の家族から暴力を受けていて、経済的な自立が難しかったり、不安定な就労状況や経済的貧困で自宅で過ごすことが難しかったり、生活が苦しくて売春をせざるを得ない状況に追い込まれたり……。
そんな苦しい状況におかれている女性たちは少なくありません。
でも、悩みをひとりで抱え込まないでください。
みなさんの悩みに耳を傾け、生活をサポートする制度があります。
全国に相談や一時滞在ができる女性のための居場所もあります。
国は、2024年4月から、さまざまな理由で困難な状況にある女性を支える法律（困難な問題を抱える女性への支援に関する法律）をスタートさせました。
どうすれば経済的に安定し、安全な生活を送れるようになるのか。
あなたの明るい未来を一緒に考えてみませんか。
困難な状況にある女性を支えるための、さまざまな取り組みがあります。
不安定な就労状況や経済的困窮、孤立などの社会経済的困難などの女性たちの悩みに向き合い、相談や安全の確保、心身の回復に向けた支援、自立支援など一人一人のニーズに応じた寄り添った支援を行います。
都道府県に設置されている女性相談支援センターなどが窓口になります。
生活にお困りの方の自立を支援するための制度です。全国に相談窓口（生活困窮者自立相談支援機関）を設置し、生活にお困りの状況に応じて、仕事や家計相談、住まいなどの支援を行っています。
全国の相談窓口一覧>>仕事や貯金などがなく生活が苦しい方を対象とした制度です。
審査したうえで、健康で文化的な生活を送るために最低限必要なお金を提供し、自立をサポートします。
窓口は全国の福祉事務所です。
＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞こんな悩みもご相談ください＜＜＜＜＜＜＜＜＜＜＜＜
ホストクラブを利用した際に「ツケ払い」にすることを「売りかけ」といいます。
このツケは担当ホストなどが一時的に立て替えているのですが、月末などの返済日までに支払わなかったり、滞納したりすると、担当ホスト等が実家や職場を探し当てて請求に来たり、消費者金融（サラ金）や違法金融業者（ヤミ金）からお金を借りてくることを要求してきたりするトラブルが起きています。
返済のために、キャバクラや性風俗などの仕事をするように強要してくるケースもあります。
無理やり売りかけをさせられた場合など、返済が不要なケースもあります。
トラブルに巻き込まれたときは、下記の機関に対応を相談しましょう。
最寄りの警察署への通報または警察相談専用電話 #9110
※警察相談専用電話は、土日祝日及び夜間は、当直または音声案内等により対応しています
性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センター
全国共通番号 #8891
※受付時間：24時間365日
消費者ホットライン 全国共通の電話番号 188 （いやや）
受付時間：平日9：00~17：00、土日祝日10：00~16：00 など
※各消費生活センターによって受付時間が異なります ※年末年始（12/29~1/3）を除く
法テラス（日本司法支援センター）ナビダイヤル0570-078374 （おなやみなし）
受付時間：平日9：00~21：00、土曜9：00~17：00 ※祝日・年末年始（12/29~1/3）を除く。
どこに相談したらいいのか分からない場合は、まずお住まいの地域の「女性相談支援センター」に電話でご相談ください。
悪質ホストクラブ等に関する相談窓口について>>女性に関するさまざまな相談に応じる機関で、各都道府県に設置されています。あなたの希望と意思を最大限に尊重し、一番良いと思われるサポートを一緒に考えます。
全国の女性相談支援センター一覧>>さまざまな悩みや問題を抱えた女性たちの相談に応じ、サポートをする専門の職員です。各都道府県の女性相談支援センターなどで働いています。あなたの意思を尊重しながら、一緒に問題を解決する方法について考えます。
家庭内トラブルや、配偶者や家族からの暴力、生活の苦しさなど、さまざまな理由で困難な問題を抱えている女性を対象とした、中長期的に滞在できる施設です。利用を決める前に、施設の見学や体験宿泊をすることができる場合もあります。
自治体が自主的に設置している、女性のための総合施設です。
名称は「女性センター」「男女共同参画センター」など、さまざまです。
女性が抱える問題について、相談したり、情報提供を受けたりすることができます。配偶者からの暴力を相談するための窓口を設けている施設もあります。
施設によって利用方法が異なるため、まずは電話などで問い合わせてみましょう。
「こんなことも悩みなのかな？」と思ったら、
お悩みやご相談の例をご確認ください。
悩みや困難の
背景や理由は様々です。
一人で抱え込まなくても大丈夫です。
電話からの相談や、お住まいの自治体窓口に
直接ご相談いただくこともできます
※該当する市町村がない場合、
お住まいの各都道府県の窓口をご利用ください
電話で相談する
DVや生活困窮、賃金格差などで弱い立場に追い込まれ、生きづらさを感じる女性たちは少なくありません。そんな声に耳を傾け、よりニーズに合った支援をしようと、2024年4月から「困難な問題を抱える女性への支援に関する法律」（女性支援新法）が始まりました。全国には、早くからこうした女性たちの幅広い悩みに対応してきた自治体もあり、「新法をきっかけにより多くの女性に窓口があることを知ってもらいたい」と担当者らは呼びかけています。
夜の街をあてもなくさまよい、ときに性産業や闇バイトにからめとられてしまう女性たち。かつて自分も同じ経験をしてきた女性（24）は、「親から虐待を受けるなどして家に居場所がなく、街にいる女の子も多い。まだ若い彼女たちは被害者です」といいます。両親からの虐待から逃れて夜の街の住人になり、いまは同じ境遇の女性たちを支援する立場にいる女性に、彼女たちと重なる昔の自分のことを話してもらいました。
配偶者（事実婚を含む）や恋人など、身近で親しい人から受ける暴力を一般的に「ドメスティック・バイオレンス（DV）」といわれています。DVの被害者は女性だけではありませんが、被害をうったえる人の多くが、夫やパートナーに暴力をふるわれた女性です。